Vol.186 『普通の人』についてのバイアスが生じる理由③【思考のクセ編】

Vol.186 『普通の人』についてのバイアスが生じる理由③【思考のクセ編】
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こんにちは!
20代・30代を中心とした横浜の結婚相談所『プロスペクティブスタート』の佐藤大輔です。
私は婚活歴10年、結婚相談所で結婚した婚活カウンセラーです。

今日は「Vol.186 『普通の人』についてのバイアスが生じる理由③【思考のクセ編】」といったテーマでお話ししたいと思います。

昨日のブログ
「Vol.185 『普通の人』についてのバイアスが生じる理由②【環境編】」


では、「職場」、「課外活動(趣味や運動など)」、「行動範囲(どんな街に行くか)」の違いによって、普段で会っている人が異なり、それぞれ一定の「偏り」があるため、私たちがイメージする「普通の人」には「歪み」が生じているという話しをさせていただきました。

今日はその「歪み」、「偏り」を更に助長する私たちの「思考のクセ」についてご説明します。

まずは例え話でお話します。

例えばあなたが今、あるブランドのカバンを欲しいと思っていたとしましょう。

そのことが頭の片隅にあると、

◎これまでは街を歩いていてもそのブランドのカバンを持っている人のことが気になることはあまりなかった

はずなのに、自分が欲しいと思い始めたら、

◎急にそのブランドのカバンを持っている人が街に増えたように感じた

といったこと、これまでにありませんでしたか?

これはカバンでなくても洋服でも車でも構いません。

あるいは英会話に習おうと考え始めたら、

◎急に英会話の広告が街に溢れているのに気付いた

などもこれに当たります。

これと同じことが、「私たちが街で異性を見かける時」にも当てはまります。

つまり、

◎自分の好みのタイプの異性を、知らず知らずのうちに探している

のです。更に言うと

◎興味のない異性のことは視界に入ってこない

のです(^^;

そうすると

「街に出ると、イケメンの人もたくさんいるのに、なんで私の周りにはそういう人が全然いないんだろう」

となる訳です。

しかもあなたが普段行く街が、昨日のブログ

「Vol.185 『普通の人』についてのバイアスが生じる理由②【環境編】」


でも話した通り、青山などのお洒落スポットだと、なおさらです。

青山にはそもそも一定レベルのお洒落な男性、イケメンしかいません。

仮に上位20%のお洒落男性、イケメンがいるとしましょう。

更にその中で、あなたの視線は自然とあなた好みのイケメンに焦点が合います。

青山にいる上位20%のイケメンの中の、更に30%としましょう。

そうすると、20%×30%で、全体の6%です。

そして、

「世の中には私の好みの人もまあまあたくさんいる!」

(そりゃ上位20%の人が集まる青山ですからね・・・)

「これだけたくさんいるんだから、私が求めているレベルはそこまで高くない」

(実は結構高かったりして・・・)

「私は普段街で見かける『私好みの人』よりも、もう少し妥協できる。だから私が求めているレベルは十分『普通の人』だ」

(『私好みの人』は実は上位6%のイケメン。そこから少し妥協したとしても上位10%~20%の男性。それって普通ですか???)

ということになります。

今日は女性目線でご説明しましたが、男性も同じです。

男性はとにかく

「若くてきれいな子」
「若くて可愛い子」

に目が行きます。

それで、

「街には俺好みのきれいな子がたくさんいる。アラフォーの俺でもまだまだイケる」

となる訳です。

これが私たちの「思考のクセ」です。

自分が興味のある異性は視界に入るものの、そうではない方はほとんど視界に入らないのです。

しかしこのような「思考のクセ」がない人は逆にいないと思います。

ではどうしたらこの「思考のクセ」を治せるでしょうか?

それは、このブログシリーズの最初の

「Vol.184 『普通の人』についてのバイアスが生じる理由①【卒業アルバム編】」

でお伝えした通り、卒業アルバムを使って、クラスの異性をランキングし、ちょうど真ん中の人がいわゆる「普通の人」だということを知ることです。

更に言うと、自分のことも客観的にランキングしてみてください。

クラスの同性の中で、自分は上から数えて何番目なのか?

もしも、

「自分のクラスの同性のレベルが高すぎる!」

と思ったら、隣のクラスに自分を入れて、ランキングしても構いません。

あなたが仮に19人の同性のクラスメイトの中で、ちょうど真ん中の10番目だったら、同じく10番目辺りの異性が

「お似合いのカップル」

とも言えそうです。

結婚している人の多くは、無意識なのか、意識してなのかは別として、何らかのタイミングで自分のことを客観的に見ることができ、

◎自分が考えていた「普通の人」は実は「普通の人ではなかった」

ことに気付いた人たちです。

そして客観的に見て「自分にお似合いの人」に興味を持ち始めた方が多いと思います。

今後の婚活の参考にして頂ければと思います。

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