Vol.185 『普通の人』についてのバイアスが生じる理由②【環境編】

Vol.185 『普通の人』についてのバイアスが生じる理由②【環境編】
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こんにちは!
20代・30代を中心とした横浜の結婚相談所『プロスペクティブスタート』の佐藤大輔です。
私は婚活歴10年、結婚相談所で結婚した婚活カウンセラーです。

今日は「Vol.185 『普通の人』についてのバイアスが生じる理由②【環境編】」といったテーマでお話ししたいと思います。

昨日のブログ
「Vol.184 『普通の人』についてのバイアスが生じる理由①【卒業アルバム編】」

では、卒業アルバムを使って、クラスの異性をランキングし、ちょうど真ん中の人がいわゆる「普通の人」ですといったお話をさせて頂きました。

そして、卒業アルバムから分かった「普通の人」と、皆さんが現在イメージしている「普通の人」に違い、ギャップはないかという質問をさせていただき、もし違いがあるとしたら、

◎あなたの考える「普通の人」には「歪み=バイアス」がある

ということを説明しました。

今日のブログではその「歪み=バイアス」が発生する理由の1つ目についてお話したいと思います。

結論からお話すると、歪みが生じる理由は、

◎あなたが普段、属している環境

に起因すると言えます。

この「環境」についてもう少し具体的に説明すると、

◎あなたの「職場」、「課外活動(趣味や運動など)」、「行動範囲(どんな街に行くか)」

ということになります。

まだイメージが付かないと思うので、順番に説明していきます!


職  場

あなたの職場、職業、職種はどんな感じですか?

◎民間企業?公務員?
◎大手企業?中小企業?ベンチャー企業?
◎営業職?技術職?
◎ホワイトカラー?ガテン系?
◎弁護士事務所?病院?空港?小売店?
◎正社員が多い?派遣社員が多い?
◎男性が多い?女性が多い?
◎若者が多い?年配の方が多い?

例えば、民間企業よりも公務員の方が、少しお固いイメージのため、そのような性格の人が集まっている傾向があります。

大手企業と中小企業だったら、大手企業の方が年収が高い確率が高いですね。

あるいはベンチャー企業だったら、新しいことに挑戦する人が集まっているかもしれません。

営業職と技術職だったら、営業職の方が派手な感じの人が多いかもしれません。

ホワイトカラーとガテン系だったら、ガテン系の方が、昔はやんちゃをしていたけど、マッチョのイケメンが多いかもしれません。

ここで共通してお伝えしたいことは、現在の職場環境により、日常的に会うことが多い異性に

◎一定の偏り

があるということです。

しかし、その偏りがある集団を「世の中の一般的なイメージ」として捉えていると、「歪み=バイアス」が生じてしまう可能性があります。

昨日のブログ
「Vol.184 『普通の人』についてのバイアスが生じる理由①【卒業アルバム編】」

で「公立」と「私立」の卒業アルバムがあったら、「公立」を選んでくださいとお伝えしたのを覚えていますか?

理由はもうお分かりと思いますが、「私立」の学校だと「公立」の学校に比べて「学力」などの面で「偏り」がある人たちが集まっているためです。

例えば進学校であれば、いわゆる「頭の良い人」が大多数で、この人の中でランキングをしても本来の「普通の人」は見えてきません。

そのため、頭のいい人も、そうでない人も通う「公立」の学校でランキングをしてもらったのです。

それでは次に「課外活動(趣味や運動など)」についてご説明します。


課外活動(趣味や運動など)

これは例えばあなたが趣味で何をやっているかによってそこに集まってくる人が変わります。

音楽が趣味でロックフェスに行くのであれば、そこには音楽好きだったり、流行に敏感な人が集まったりするでしょう。

スポーツジムに通っているなら健康意識の高い人、読書サークルに属しているなら文学、エンタメ小説好きな人が集まっているかもしれません。

いずれにせよ、自分が趣味などで一緒にいるメンバーも、ある一定の「偏り」のあるグループと言えます。

次は「行動範囲(どんな街に行くか)」


行動範囲(どんな街に行くか)

これは普段

◎新宿にいるのか
◎渋谷にいるのか
◎青山にいるのか
◎有楽町にいるのか
◎秋葉原にいるのか

により、その街それぞれ、集まってくる人たちのカラーが違うということです。

例えば「新宿」と「渋谷」を比べると、新宿の方が年齢層が高く、若者だけでなくサラリーマンも多いという印象があります。

また青山などにいる方の多くはお洒落な人でしょう。

いつも青山にいる人だと、周りを歩いている人も全員お洒落なので、

「それが普通」

と思うかもしれませんが、そこには元々あるレベル以上のお洒落な人しか集まっていないのです。

行動範囲についていえば、そもそも休みの日に「ほとんど外出しない人たち」も一定数いる訳です。


まとめ

いかがでしょうか?

このように

「職場」
「課外活動(趣味や運動など)」
「行動範囲(どんな街に行くか)」

の違いにより、普段周りにいる人は異なります。

そして「あなたの属する集団の中にいる人達」は、必ずしも

「世間一般の平均的な人たち」

ではなく、

「何かしらの属性で集まった偏りのある人たち」

な訳です。

これが私たちがイメージする

「普通の人」

が、実は

「普通の人ではない」

理由だと私は思います。

では、現代の日本において、公立学校以外で「普通の人」が集まる場所はないのかというと、それに一番近い場所は

「役所」
「自動車免許センター」

辺りかなと思います。

「役所」はこれまで挙げてきた属性に関わらず、どんな人でも用事がありますよね。

また「自動車免許センター」に運転免許の更新に来る人は、「免許」を持っている人のみではありますが、多くの日本人が身分証明書の代わりとして免許を持っていることを考えると、「偏り」、「歪み」は少ないと思います。

そうすると、「役所」や「自動車免許センター」に行って、まんべんなく周りの人を見渡した時に、「現代の日本の縮図」が見えるかもしれません。

そしてそこには普段あなたが接することのないタイプの人もいるかもしれませんが、「世の中にはこういう人たちもいるんだ」ということに気付くと思います。

今日のブログは、直接婚活と結びつく話ではありませんが、皆さんが

「普通の人」

だと思っていた人たちが、実は

「普通の人ではない」

ことに気付くきっかけになればと思います。

次回は、今日お話した「歪み」、「偏り」を更に助長する私たちの「思考のクセ」について

「Vol.186 『普通の人』についてのバイアスが生じる理由③【思考のクセ編】」

というテーマでお話しますので、楽しみにしていてください!

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