私の婚活[チーフカウンセラー 佐藤香織]

私の婚活[チーフカウンセラー 佐藤香織]

20代を全て費やした恋愛

20歳で就職後、職場で出会った彼と長い期間交際しました。

『いつかは結婚するだろう...』

と夢を見ながら別れや復縁を経て、いよいよ

『この人と結婚することはない』

と悟った時には既に30歳になっていました。

1つの恋愛に20代という貴重な10年を費やしました。

そこから逃した婚期を取り戻すべく、初めて婚活を始めました。

大勢で盛り上がる場が苦手な私も、出会いを求めて飲み会や合コンにはよく参加したものです。

その後、男性と二人で食事やデートをすることはあっても、恋愛までに発展する確率は低く、結婚がしたい自分にとっては何て非効率な出会い方なんだろうと感じていました。

ちょうどその頃、電車の広告でふと目に止まったある結婚相談所の

『1年婚活』

というフレーズが私のその後の人生を大きく変えたのです。

当時は仕事も落ち着いており、今なら婚活に全力を注げると思いました。

年齢は32歳、結婚はもとより子供も欲しいと思っていた私に残された時間を逆算すると、これ以上のんびりしている暇はありませんでした。

『1年間、本気で婚活してみよう』

今思えば自分の人生を真剣に考えたのはこの時が初めてだったかもしれません。

手応えを感じた結婚相談所での活動

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本気で婚活することを決めた私ですが、実際に結婚相談所に話を聞きに行くまでにはかなりの勇気が必要でした。

なぜか?

それは

『自力では結婚できない人たちの寄せ集め』

という偏見を持っていたからです。

『結婚相談所に入ることでしか結婚できない非力な私』

という思いが説明会に行こうとする気持ちに蓋をするのでした。

一方で、これまでと同じようなやり方ではもう結婚は無理だろうと理解している自分が

『結婚相談所がどんな所なのかは、入ってみてから判断すれば良い』

という方向に背中を押してくれたのです。

ここで入会しなかったら30代前半はすぐ過ぎるし、今よりもっと厳しくなる30代後半になって

『どうして32歳のあの時に結婚相談所に入らなかったんだろう』

と後悔する自分が目に見えたのです。

意を決し結婚相談所に入会してからは、お見合いの日程調整や交際相手とのデートで忙しい生活へと一変しました。

それまでの数打てど当たらず、時間もお金も労力も使う婚活とは決別し、一歩一歩結婚へと近づいていく感覚がありました。

そして、主人と出会い意気投合し

『今まで独身だったのはこの人と出会うためだったんだ!』

と思えたことがまるで昨日のことのようです。

あの時、勇気を出したからこそ今、主人と愛する娘たちと幸せな毎日が送れています。

私は結婚相談所での活動を通して、自分の人生を動かす勇気も決断も自分の気持ち一つだということに気が付くことができました。

結婚相談所は結婚相手を探すだけではなく、自分自身を深く見つめ直せる場所でもあると思いました。

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