Vol.390 婚活が上手くいかない時は【条件の明確化】 で頭の中を整理する
- こんにちは!
20代・30代を中心とした横浜の結婚相談所『プロスペクティブスタート』の佐藤大輔です。
私は婚活歴10年、結婚相談所で結婚した婚活カウンセラーです。
今日は「Vol.390 婚活が上手くいかない時は【条件の明確化】 で頭の中を整理する」といったテーマでお話ししたいと思います。
婚活が上手くいっていると感じている人は今日のブログは読まないと思いますので、おそらく今あなたは
『婚活が思ったよりも上手くいなかい』
『自分はどんな人と結婚すれば良いのか分からなくなってきた』
『お相手に希望するたくさん条件がたくさんあり過ぎて高望みしているのは自覚しているけど、どの条件を削っていけば良いのかわからない』
『もはや何がわからないのかもわからない』
といった心境のいずれではないでしょうか。
私自身も元婚活者として、お相手に多くのことを望んでしまうのもわかります。
ただあまりに多くのことを望んでいては婚活が進まないことも薄々気付いているはずです。
今日はそんなあなたのためにお相手への条件を明確化する方法をお伝えしていきたいと思います!
STEP1 お相手に希望する条件を全て書き出す
最初にやることはお相手に希望する条件を全て書き出すことです。
この時点ではいくつ書き出しても構いませんし、自分でも『さすがに細かいなぁ・・』と思うことであっても構いません。
とにかく思いつくままに、お相手に希望する条件を書き出していきましょう。
今回は20個の条件が出たとしましょう。
STEP2 『結婚相手として絶対に譲れない条件』と『結婚相手として譲っても良い条件』に分ける
次に書き出した20個の条件を『結婚相手として絶対に譲れない条件』と『結婚相手として譲っても良い条件』に分けましょう。
ここでは35歳の男性と28歳の女性の『結婚相手として絶対に譲れない条件』について考えた時、以下のような条件が出たとして考えていきます。
◆35歳男性の『結婚相手として絶対に譲れない条件』
①35歳以下
②太っていないこと
③自分の趣味を理解してくれること
④優しく思いやりがあること
⑤何らかの仕事をしていること
◆28歳の女性の『結婚相手として絶対に譲れない条件』
①33歳以下
②大卒以上
③年収400万円以上
④金銭感覚が合うこと
⑤価値観が合うこと
STEP3 『結婚相手として絶対に譲れない条件』の理由を考える
『結婚相手として絶対に譲れない条件』が5個ずつ出揃いました。
この5個の条件が譲れない理由を考えていきましょう。
例えば男性の『①35歳以下』という条件が絶対譲れない理由は何なのか?
1. 子供の出産のことを考えると若い方が良いから
2. 若い方が肌がきれいだから
3. 若い方が自分のことを頼ってくれるから
などの理由が挙げられるかもしれません。
ただ『1.子供の出産のことを考えると若い方が良いから』については確かに年齢が上がるに連れて出産のリスクは高まりますが、では35歳と36歳で厳密にどれだけリスクに違いがあるのかはわかりません。
36歳以上であっても子供を授かっている女性もたくさんいる一方、35歳以下であっても子供を授かれない女性もいらっしゃいます。
またあなたとの相性の問題もあるでしょう。
そうするとバッサリ35歳までと区切るよりは、その他の条件と総合的に考え『36歳だけど若々しいし、何よりもとても思いやりがある』といった女性なら、結婚相手に向いていると考える方法もあります。
次に『2.若い方が肌がきれいだから』については、必ずしも『36歳以上の方は肌がきれいではない』あるいは『35歳以下の方は肌がきれい』と言い切れるでしょうか?
『肌がきれい』という条件は譲れないとしても、36歳以上でも肌がきれいな女性はいる一方、35歳以下でも肌がきれいではない女性もいるはずです。
ですので35歳以下という条件の理由が『肌がきれいだから』としたら、これはイコールではないので、年齢は関係なく肌がきれいか否かで探す方が理想の人に出会える確率は増えます。
最後に『3.若い方が自分のことを頼ってくれるから』も本当にそうでしょうか?
若くても全くあなたに頼ろうとしないタイプの女性もいますし、年齢があなたよりも上でも頼ってくれる女性はいるはずです。
ですので頼ってくれるか否かは年齢とは関係ありません。
この点も年齢で判断するのではなく、実際に何度かデートして頼ってくれそうな女性を選ぶ方が理想の女性に出会えると思います。
次は女性の『①33歳以下』について考えていきましょう。
『① 33歳以下』という条件が絶対譲れない理由は何なのか?
例えば『5歳以上年が離れた人よりも同世代の方が、話が合うそうだから』だとすると、これは果たしてそうでしょうか?
これまで同姓代の異性は全て話が合いましたか?
一方で同姓代でなくてもお仕事や趣味、学生時代のアルバイトなどで5歳以上年が離れていても話が合う人はいませんでしたか?
そうなると『話が合いそうだから』という理由で『33歳以下』と思っていたなら、これも年齢はもう少し緩めて話が合いそうな人を探す方法で婚活をした方が運命の人に出会えるかもしれません。
このような形で『絶対に譲れない条件』の理由を考えてみてください。
また1つの条件の理由について『その理由は?』という質問を何度も繰り返していくとより核心に近い理由にたどり着くと思います。
STEP4 改めて『結婚相手として絶対に譲れない条件』を5つ程度に絞り、優先順位を付ける
最初に絞り込みをした『結婚相手として絶対に譲れない条件』と理由を掘り下げて見えてきた理由を見比べて、再度5個程度に絞ってください。
そしてこの5個の条件の中でも優先順位を付けるなら、どの条件がより『結婚相手として絶対に譲れない条件』の1位~5位まで順位を付けてください。
先ほどの35歳男性の『結婚相手として絶対に譲れない条件』は理由を考えて、優先順位を付けた結果、以下のようになったとします。
◆35歳男性の『結婚相手として絶対に譲れない条件』の優先順位
①優しく思いやりがあること
②何らかの仕事をしていること
③自分を頼ってくれること
④太っていないこと
⑤自分の趣味は理解してくれなくても、否定はしないこと
STEP5 優先順位に沿ってお相手選びをする
優先順位が決まったら、この優先順位に従ってお相手選びをしましょう。
これは何を言いたいかと言うと『優しく思いやりがあること』が優先順位の1位なのであれば、仮に仕事をしていなくても、優しく思いやりがある女性の方を選びましょうということです。
STEP6 活動を続けながら優先順位を見直し、入れ替える
ここで『いやいや、さすがに独身なのに仕事はしていないと難しい』と思うのであれば、『何らかの仕事をしていること』を『優しく思いやりがあること』よりも高い優先順位に入れ替えましょう。
また過去にすごく優しくて思いやりがあったけど、太っていることがどうしても受け入れられなかったということであれば、やはり『優しく思いやりがある』よりも『太っていないこと』の方が、優先順位が上ということです。
『外見的なことを理由に判断する自分は嫌な奴なのでは?』と思うかもしれませんが、生理的な部分で受け入れられないのであれば、それは仕方ないことなので自分を責める必要はありません。
こういった形で優先順位を決めた後も、お見合いや交際相手とのデートなどを通じて、本当に譲れない条件は何なのかを考え、随時入れ替えてみてください。
すぐには答えが見つからないのが当然です。
しかし、半年、1年と活動を続けていくうちに、だんだんと見えてきます。
またそこにはグラデーションがあっても良いと思います。
『すごく太っているのはさすがに無理だけど、モデルのような体型までは求めていない』
『自分よりも太っていなければ大丈夫。あとは優しさと思いやりを重視する』
など条件が変化してくるかもしれません。
女性の場合も
『最初は異性としての魅力が最優先だったけど、今は清潔感があって生理的に受け付けないレベルでなければ大丈夫』
『それよりも大事なのは誠実さと思いやり。そして建設的な話し合いができるか』
といった変化があるかもしれません。
『結婚相手として絶対に譲れない条件』については、活動を続けながら何度も自分と向き合って考えてみてください。
最初は恋愛の延長線上で婚活していた人も、
『長い結婚生活を幸せに送れるお相手はどんな人か?どんな条件の人か?』
という視点で考えたら、また優先順位が変わってくるかもしれません。
この優先順位に正解はなく、誰かが教えてくれるものでもありません。
結婚相談所のカウンセラーにもその答えはわかりませんし、あるいはご両親が決めるものでもありません。
何故なら結婚相手と長い一生を共にするのは、カウンセラーでもご両親でもなく、あなた自身だからです。
自分の頭でしっかりと考え、そして自分の心の声をしっかりと聞いてください。
ただし、すぐに答えが出なくても大丈夫です。
婚活を続けながら、一歩一歩答えに近づけていければ良いと思います。
結婚相談所で結婚したカウンセラー夫婦による神奈川県横浜市の相談所です。
私たちもあらゆる婚活を経験してきました。それぞれの会員様に合わせたオーダーメイドのサポートをいたしますので、無理なく婚活を始めていただけます。
1年後の幸せなご結婚を目指し、私たちと一緒に頑張っていきましょう!