Vol.８０　たった1つのアドバイスでご結婚できた男性

こんにちは！
20代・30代を中心とした横浜の結婚相談所『プロスペクティブスタート』の佐藤大輔です。
私は婚活歴10年、結婚相談所で結婚した婚活カウンセラーです。

今日は「Vol.８０　たった1つのアドバイスでご結婚できた男性」といったテーマでお話していきたいと思います。

この男性とお会いしたのは、今からちょうど1年ほど前。彼は40代前半でしたが、結婚して子供を授かることを強く希望していたため、「35歳までの女性と結婚したい」というのが条件でした。

実は彼のような希望を持つ男性は決して珍しくありません。結婚して子供が欲しいと考えている男性は多く、そのため皆さん「35歳までの女性」と口を揃えたように仰います。彼は40代前半ですが、40代後半、50代であっても「35歳までの女性」を希望する方はたくさんいます。

しかし彼と話していた時に私が感じたことは子供が欲しいがために「子供ありき」で婚活をしているといった印象でした。当たり前ですが、男性1人でも女性1人でも子供を授かることはできません。

また、現在の日本においてスタンダードなのは「結婚」⇒「子供」という順番です。「現在の日本においては」と前置きしたのは、他の先進国においては「子供を授かって」⇒「結婚するかどうかを考える」という国も多いようです。

実際、先進国の婚外子のパーセンテージはフランスが52.6%、イギリスが43.7%、アメリカが40.6%です。他の先進諸国では結婚しなくても子供を授かることができる環境が社会的に容認されているようです。

ただ、日本ではやはり結婚が先というのがまだまだ主流です。そうすると仮に「絶対に子供がほしい！」と思っていたとしても、結婚しないことには始まらないのです。

したがって現在の日本では、結婚をしてから子供を授かるという順番がスタンダードと言えます。

話は戻って、私は彼に

「もし35歳以下の若い女性と結婚しても、子供を授かることができるかはわかりません。逆にもう少し上の世代の方と結婚しても、子供を授かることができるかもしれません。しかし、そもそもの話として、子供が授かることができる、できないに関わらず、夫と妻という家族の最小単位である2人が、お互い信頼できるパートナーとして機能している、そこが大前提ではないでしょうか。」

「もし○○さんのことを気に入ってくれてお付き合いしてくれるという人が現れたら、年齢に関わらず、そういった方を大切にしてみたらいかがですか。」

とお伝えしました。

そうでないと子供が欲しいから若い女性と結婚したのに、実際には授かることできなかったとき、一体どうするのでしょうか。20代同士の夫婦であっても100％子供を授かることができるとは限りません。また、子供はいずれ成長し、親元を離れていきます。そうした時、また2人の生活に戻るのです。

「子はかすがい」とは言いますが、その部分を大きなよりどころにしていると、子供を授かることができなくて離婚、子供が親元を離れたあと離婚ということにもなりかねません。

現在は離婚される方もだいぶ増えてきてはいるものの、これからご結婚される皆さんは一生仲良く連れ添うことを希望している方がほとんどだと思います。

そして先日、その彼からご結婚の報告がありました。彼は私の相談所には入らなかったのですが、私とお話した直後に出会った女性と交際がスタートし、晴れてゴールインされたようです。お相手の女性はもうすぐで40歳という方でしたが、彼は

「佐藤さんに言われた言葉を思い出し、結婚することができた」

と仰っていました。

彼の素晴らしいところは、私のアドバイスを素直に取り入れてそれを実践したこと。

「頭ではわかります」でも「やはり若い女性と結婚したい」という男性と彼が違ったのは、頭で分かったことを腹まで落とし込んで、自ら実践、行動したことです。

また、彼は

「今の年齢で、この女性に逃げられてしまったら、自分は一生結婚できないかもしれない」

とも考えていたようです。

彼は自分が頑なに守ろうとしていた「子供が欲しいから、35歳まで女性」といった条件から、「2人きりであっても、幸せであること」といった条件に柔軟に発想を転換させたことで、結婚することができました。

男性の皆さんはもちろんのこと、女性の皆さんも今のご自身の「お相手に求める条件」を「ゆるめて」、「ほどく」ことで、運命のお相手が見つかるかもしれません。