Vol.418 結婚相談所ではお相手を好きになれないと嘆く女性たちへ

Vol.418 結婚相談所ではお相手を好きになれないと嘆く女性たちへ
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こんにちは!
20代・30代を中心とした横浜の結婚相談所『プロスペクティブスタート』の佐藤香織です♪
ママカウンセラーとして日々会員さんのサポートに励んでいます!

今日は「Vol.418 結婚相談所ではお相手を好きになれないと嘆く女性たちへ」といったテーマで書こうと思います♪

突然ですが、女性会員さんからよく聞く言葉。

『すごく良い人で私にはもったいない位の方ですが、好きになれそうにないです』

あえなく、交際終了...。

結婚相談所では日本全国、津々浦々。

1年中どこかしらでこんなやり取りが会員さんとカウンセラーの間で繰り広げられています。

好きになれない、好きになれない、好きになれない。

好きになれない病、発症確率70%。

1年後成婚率10%。

私の肌感覚計算による数値なのでテキトーですが(*´▽`*)

でも意外と当たってたりして...( ゚Д゚)

仮交際中の女性会員さんの脳内では、好き、きらい、好き、きらい、好き、きらい...

じゃないけど好きでもない!

をグルグル行ったり来たりしています。

『好きでもない相手と結婚なんて私出来ません!』

確かにそれはね、うんうん分かる。

憧れのプロポーズを受ける時はもちろん

『この人とこの先も一緒に過ごしていけたら私幸せ♡』

と思い、結婚を承諾することでしょう。

ではどうして好きになれないと思ってしまうのか?

①好きなれないと感じるのは、大体お相手と知り合って間もない頃
②自分の市場価値を棚に上げてお相手に求めるハードルが高すぎる。
③心理的効果をうまく活用できていない。
④結婚するんだから好きにならないといけないという過度なプレッシャーを感じている。

少しずつ紐解いていきましょう。

①好きなれないと感じるのは、大体お相手と知り合って間もない頃

初めて会って数回で好きになれないってそれ当たり前なのです。

だって、まだよく知らないじゃないか。

え?もう大体分かってる?

何なら初めて会う前から掴みはOK状態だって?

それはプロフィールをしっかり読んできているからですね。

お見合いをするかどうか、プロフィールに目を通し、自分的な条件フィルターをしっかりとかけて合格した人たちとだけ会うことが出来るのが、結婚相談所の特徴です。

ただ、それ故にどうしてもお相手を条件ありきで見てしまうことがあります。

そうなるとよっぽどドンピシャな好条件のお相手が現れない限り、深く知りたいという興味やその先の恋心に繋がっていくことはありません。

そもそもお見合いに辿り着いている時点で、大枠でスペックやルックス含めて自分的合格点に達している方たちだと思うのです。

プロフィール写真については、たまに奇跡の1枚という方も確かにいらっしゃいます。

実際にお見合いで初お目見えでガックリ来る時もあるけど、まぁそれは自分の念力ではどうにもコントロールできないのでね、仕方ない。

身長、学歴、年収(男性)、趣味、家族構成。

ざざっと目を通して、会いたいと思えた人とだけ会っているはずなんだけれども。

普段から条件で選り好みばかりしていると、お見合いでもついプロフィールを見ている時と同じ鋭い眼光ビームで、お見合い相手をジャッジし続けるのです。

その後、無事仮交際に進んでも条件チェックの眼光ビームが出まくると、人って不思議なもので減点方式でしかお相手を見れなくなります。

例えばこんな感じです。

はい、割り勘⇒マイナス30点。

はい、お店予約してくれない⇒マイナス20点。

はい、LINEの返事遅め⇒マイナス10点。

はい、箸の持ち方がちょっと変⇒マイナス5点。

はい、他にも絶対色々ある⇒マイナス100点。

こんな調子じゃいつまで経っても、お相手の内面を知ることは出来ません。

せっかくご縁があってお見合いや交際に至ったお相手なのですから、減点方式ではなく是非加点方式で接してみてはいかがでしょうか。

優しい⇒プラス30点

笑顔が良い⇒プラス20点

仕事にやりがい持ってて尊敬できる⇒プラス20点

何となく浮気とかはしなさそう⇒プラス10点

重箱の隅をつつくような減点方式に比べて、加点方式はざっくりで良いのです。

大枠でざっくりとお相手の良いところを見てあげると、毎回初回デートで交際終了になっていた活動も2回目、3回目のデートへと続いていき、悩む必要のないタイミングで好きになれないと悩むことは減るかもしれません。

②自分の市場価値を棚に上げてお相手に求めるハードルが高すぎる。

『いや、でも本当普通の方で良いので私~』

あなたの求める普通の男性は、高い確率で普通の男性ではない。

『普通の男性』

という名の白馬の王子様を求めている場合が多いと感じます。

例えば。

・年収600万円以上
・身長173cm以上
・大卒
・年齢差±3歳まで
・デブとハゲはイヤ
・お金のかからない趣味とかやってないこと
・自分の実家と近いところに住んでほしい
・結婚後は働いても働かなくても、あなたのご意向尊重しますとか言ってほしい
・まぁ、出来ればシュッとした感じ。


そう、求めるものが多すぎるのです。

あれも欲しい、これも欲しい、やっぱりそっちも欲しいという思いが脳内を占拠していると、一体自分が本当に欲しいたった一つのものが何なのかを見失う気がします。

目の前に現れているのに、あれもこれも目移りしすぎて気付いたら目の前からコロコロ坂道を転がっていき、せっかくの幸せを掴み損ねる。

結婚生活は日々の日常生活です。

私も独身の頃は、結婚生活というフレーズを聞くだけで満ち足りてキラキラした、こう朝日を浴びてにこやかにほほ笑む夫婦がそこにいる...

ようなイメージをしていのだけど。

いざ、結婚してみると普通の生活。

世の夫婦からティンカーベルのようなキラキラしたお粉が噴き出るわけもなく。

ただそんなごく普通の毎日の中で、一つ言えることは、これまでの独身生活にプラス旦那さんという同居人が増えて、何にも代えられない安心感を得ることができました。

そう、安らぎなのです。

この安らぎが幸せで円満な結婚生活には最強のエッセンスなのです。

プロスペクティブスタートでは入会時に会員さんにどんな家庭を理想とするのかをヒアリングしています。

大体どの方も同じようなほんわかとしたキーワードが出てきます。

暖かい、穏やか、支え合って、いつも笑っている、思いやりの気持ちを大切にしながら、とかポワワンとしたね。

そんなポワワンとした家庭を築くために、身長173cmは必須なのか。

年収600万円は稼いでもらえないといつも夫婦が笑っている家庭は築けないのでしょうか。

お相手の人となりを知って関係を深めていく段階において、自分が掲げる条件が本当に理想とする家庭を築くために必要不可欠なものなのかを今一度問いかけてみてください。

本当に大切にしたいこと、譲れないことを1つに絞る方がお相手が自分の求める結婚相手にふさわしいかどうかを見極めやすくなると思います。

自分の婚活をがんじがらめにしている条件から解き放たれた時に、お相手の中身をもっとよく見つめるようになり、恋愛感情のスイッチも入りやすくなるでしょう。

③心理的効果をうまく活用できていない。

実際に結婚相談所で結婚した私たち夫婦、そしてこれまでプロスペクティブスタートで誕生したご成婚者様たちを見ていて共通すること。

お見合いでいきなりズキューンと撃ちぬかれた方はいないです、はい皆無。

会う度にお互いを知ってまた知って、徐々に仲が深まっていくものです。

さぁここでいきなり雑学のお話になりますが、心理学の世界には

『単純接触効果』

という現象があるそうです。

50年以上も前にアメリカの心理学者のロバートさんという方が発表した心理的現象です。

物や人に何度も接触する機会が増えると、親しみや興味が増すといった効果を言います。

よく流れるCMの曲をいつの間にか口ずさんでいた経験、皆さんあると思います。

うちの娘たちはダイソーで買い物していると、店内に流れる

『ハッピープライスパラダイス~♪』

をノリノリで歌います。

そして私も気付いたら口ずさんでしまう、中毒的なリズム。

この人の無意識の領内にシレーッと入り込む効果が男女の関係でも応用できるのです。

プロスペクティブスタートでは仮交際中の会員さんによく

『会う時間の長さより会う頻度』

を重視するよう伝えています。

特に関係が始まった最初の頃は長い時間会わなくて良いです。

情が生まれる前だと冷静にお相手を見るので、ちょっとしたことでも大目に見てあげることが出来ず、先ほど述べたような減点方式になってしまうことを避けるためです。

時間はお茶程度の短さであっても、週1で必ず会うといったペースを維持した方が良い方向に進みやすいです。

ちょっと物足りないかなくらいで切り上げると、お相手への興味が続きますし、もう少し知りたい、話したいといった気持ちになるからです。

結婚相談所でお相手と前向きに関係を進めていくには、交際という形を先に作り、そこに気持ちを作って入れていくというパターンがうまくいくと言われています。

形を作るということは、何度も会うということです。

はじめは感情が伴わなくてもかまわないのです。

まずは何度も会うという行動を起こすことで、交際の形が出来てきて、気付いたらそこに感情や心が追いついてくる、そんなイメージです。

相性バッチリのお二人だとこういった流れがほんの数回のデートで出来てきます。

もちろん、その途中で違和感を覚えるお相手と何度も会い続ける必要はなく、違うと思えば交際終了し、また他の方との交際の形を作っていく。

この作業を丁寧に繰り返すうちに、相性バッチリ=運命のお相手と巡り会えるのです。

④結婚するんだから好きにならないといけないという過度なプレッシャーを感じている。

好きになれないと悩んでいるあなた。

好きになろうと頑張る必要などひとつもありません。

恐らく、好きかどうか眉間にシワを寄せて自分に問い続けているうちはそのお相手との結婚はまだ遠いかもしれません。

ましてや

『好きかも♡』

なんて夢のまた夢状態です。

汗水流して苦労して手に入れる恋心ってどこにもないと思います。

ただし、嫌と思わないうちはまずは何度か会ってみましょう。

気付いたら自然と生まれている

『気になる、楽しいからまた会いたい』

といった気持ちがその先の『好きという気持ち』に繋がっていく感情ではないでしょうか。

好きになろうとするから好きになれない。

なぞなぞみたいですみません。

自分の心の中の好きな気持ち探しより、お相手の良いところ探しをした方が良いと思います。

会う度に、良いなと思うところを見つけられるのであれば、恐らく結婚相手として向いているお相手だと思います。

まとめ

では、最後にもう一度おさらいです。

①好きなれないと感じるのは、大体お相手と知り合って間もない頃
②自分の市場価値を棚に上げてお相手に求めるハードルが高すぎる。
③心理的効果をうまく活用できていない。
④結婚するんだから好きにならないといけないという過度なプレッシャーを感じている。

ついつい肩に力が入ってしまう婚活ですが、パーフェクトな結婚相手は最初からいないと思えば少し気が楽になると思います。

お互いさまの精神や、思いやりの気持ちを持ちながら活動に励んでみると、これまで視界に入ってこなかったお相手がフッと現れたりするものです。

あなたの実りある婚活のご参考までに。

最後までお読みいただきありがとうございます。

おまけ

いやぁ~、お久しぶりなブログになってしまいスミマセン。

この秋に、ホームページをリニューアルしてゆで卵並みにトゥルットゥルに一皮むけた感じのホームページに生まれ変わりました☆

プロスペクティブスタートのご成婚者様や、既存会員さんたちから

『明るい、綺麗、見やすい、イラストがあって良い!』

との感想を頂けたので嬉しい~。

春先位からブログと両立しながらリニューアル作業をしていたのですが、いよいよ大詰めになってきてからは少しペースを落としておりました。

無事、新装開店しましたのでまたぼーちぼち書いていきたいと思います。

では、また次回のブログ、頑張ります(^^♪

プロスペクティブスタートについて

ご挨拶結婚相談所で結婚したカウンセラー夫婦による神奈川県横浜市の相談所です。

私たちもあらゆる婚活を経験してきました。それぞれの会員様に合わせたオーダーメイドのサポートをいたしますので、無理なく婚活を始めていただけます。

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