Vol.379 『絶対に子供がほしい』男性と『不妊治療してまで欲しくない』女性。紐解いたら二人の考え方は同じだった件
- こんにちは!
20代・30代を中心とした横浜の結婚相談所『プロスペクティブスタート』の佐藤大輔です。
私は婚活歴10年、結婚相談所で結婚した婚活カウンセラーです。
今日は「Vol.379 『絶対に子供が欲しい』男性と『不妊治療してまで欲しくない』女性。紐解いたら二人の考え方は同じだった件」といったテーマでお話ししたいと思います。
結婚するにあたり、将来子供が欲しいと考えるかどうかについては、色々な考え方があると思います。
今日のお話は、結論を言うと男性と女性の考え方は一緒だったのですが、子供についての考え方を話したタイミングやコミュニケーションがもとで誤解が生じた例になります。
当相談所の女性会員のA子さんと、お相手の男性B介さんは先日2回目デートをしました。
デート中、将来子供が欲しいかどうかという話題になりました。
B介さんは『子供は絶対に欲しい』、それに対してA子さんは『子どもは自然に授かったら嬉しいけど、不妊治療してまで絶対に欲しいとは思わない』という考えでした。
しかし、今回はまだ2回目デート。
正直、込み入った話をする段階ではありません。
それもあってかA子さんはそれ以上この話題についてすり合わせることはしませんでした。
そのため彼女は、B介さんが『子供を絶対に欲しい』というのは『自然に授からなかった場合、不妊治療をしてでも欲しい』という意味かどうかまでは聞いていませんでした。
しかしこのデート後、彼女は
『子供は自然に授かったら嬉しいですが、もし授からなくても二人で楽しく暮らしていけたらいいなと思うので、絶対に欲しいと言われるとプレッシャーに感じてしまい、気持ちが落ちてしまいました』
と報告してきてくれました。
この件は私と妻で話し合ったのですが、私たち二人はおそらく何も問題は起こっていない可能性が高いでは?と思いました。
B介さんは『子供は絶対に欲しい』とは言っていたものの『不妊治療をしてでも欲しい』とは言っていませんし、A子さんも確認していません。
男性は物事を深く考えずに言葉を発することがよくあるため、おそらくB介さんも不妊治療のことなど頭に全くなく、単純に『絶対に欲しい!』と言っただけなのでは?と思いました。
そして彼自身の発言がA子さんを悶々とさせていることにも気付いていない可能性も高いと感じました。
そんな話をAさんに伝えた矢先、先方相談所からB介さんによるデートの振り返りの共有がありました。
彼は彼で子供についてのA子さんの『不妊治療してまで欲しくない』という発言に対して、
『子供は授かりものではあるけれど、A子さんに子供が欲しい気持ちがあるのかどうかが分からない』
と戸惑っているとのことでした。
・・・なんてこった。
A子さんは『子供は自然に授かったら嬉しい』と思っているんです。
でもB介さんにはその大事な部分は伝わっておらず、『不妊治療してまで欲しくない』という部分だけが伝わっていました。
ただB介さんの気持ちを伺って、私は直感的に
『お互いが自分にとって悪い方向に思い違いしている可能性が高い』
『やはりお二人の考えはさほど変わらず、何も問題は起きていないのではないか?』
と思い、先方相談所に、
『B介さんの「絶対に子供が欲しい」という発言は、男性目線で考えるとA子さんが心配しているような「不妊治療をしてでも絶対にほしい」までの意味合いは込められておらず、そこまで深い意図での発言ではないのではと感じておるのですが、その辺りのお話は伺っておりますでしょうか?』
と質問しました。
すると先方相談所からはほどなくして、
『佐藤様のおっしゃる通り、B介さんの「絶対に子供が欲しい」という発言は、「不妊治療をしてでも絶対にほしい」までの意味合いは込められておらず、子供は授かりものなので、できない時は仕方ないとの考えだということです』
とのお返事がありました。
・・・よかった。。
やっぱり何も起きていませんでした(笑)
結果はお二人の考え方にズレはなく、次回のデートでB介さんからA子さんに子供ついて思い違いがあった件でフォローして頂けるとのことなので、私もホッと一安心しました。
今回はこういった形で誤解が解けたので良かったのですが、今回のお二人の思い違いはどうして起こってしまったのでしょうか?
理由は、まだ2回目デートという初期のデートで、お互いの関係性ができていない段階で、子供の話といった結婚を前提とした話題をしてしまい、お互いの発言の真意について掘り下げて確認することができなかったためです。
お互いの発言の真意をその場で確認していたら、『ああ、ということは同じ考えですね』で終わったかもしれません。
ただ、冒頭の方でもお伝えした通り、初期のデートではあまり突っ込んだ話をするべきではないので、発言の真意まで確認しなかった対応は、それはそれでベターな対応だったとも言えます。
諸々考えると、『子供の話題は初期のデートの段階ではしない』のがベストな対応でした。
しかしA子さん、B介さんが悪い訳ではありません。
ただ冒頭の方でもお伝えした通り、初期のデートではあまり突っ込んだ話をするべきではないので、発言の真意まで確認しなかった対応は、それはそれでベターな対応だったとも言えます。
諸々考えると、『子供の話題は初期のデートの段階ではしない』のがベストな対応でした。
しかしA子さん、B介さんが悪い訳ではありません。
結婚相談所で活動していると、どうしても結婚を意識した話題になりがちで、今回のような話はどの会員さんにも起こり得る話になります。
私も1~3回目デートくらいの段階の会員さんから、以下のような質問をよく受けます。
『どれくらい突っ込んだ話をしてもよいのでしょうか?』
こういう質問が来るというのは、あれもこれも話したくてしょうがないんでしょうね(笑)
でもこの質問に対する私の答えは
『今の段階では結婚を意識した話は何もしなくていいです(むしろしないでください)』
『それよりはお二人が楽しいと思えるデートをしてください』
となります。
これは何故だと思いますか?
理由は、一緒にいて楽しいと思えるデートをして、多少なりとも
『お互いに好意がある』
『お相手のことが好き』
という状態にならないと、『結婚を意識した話し合い』は単純に『自分の元々の結婚の希望条件を伝え合うだけの場』になってしまい、お相手の気持ち、希望、立場に寄り沿おうという方向での話し合いができないためです。
結婚を考えていないお相手と、自分の希望条件だけを伝え合っても何も意味がないですよね?
このように結婚をさほど意識していないお相手と単なる希望条件の話をするのではなくて、お互いのことを好きになって『この人との結婚』を考えるようになって、結婚を意識した話し合いをしましょう。
この段階になっていれば、発言の意図を確認するコミュニケーションも取れるようになっていますし、お互いの考えに違いがあったとしても、二人が折り合える着地点を一生懸命探すような努力もします。
そして
『お相手のために寄り添いたい』とか、
『お相手のために自分にできることはないか?』
とか、そういった考えが芽生えてくるはずです。
そのために!!!
3回目までのデートは『とにかく楽しいデート』これ一択!!!
それ以外、何もしなくていい!!!
すみません、大事なところなのでついつい力が入ってしまいました。
プロスペクティブスタートには、すごく頭の良い会員さんが多くて、私や妻なんかよりも色んなこと考えているんですよね。
でもね、頭で考え過ぎかも(^^;
かしこまった話をする前に、まずは楽しく婚活しましょう!
デートを楽しみましょう!
誰かが言っていましたよね。
『考えるな!感じろ!』と。
調べたらブルース・リーの『燃えよドラゴン』でのセリフでした。
脱線しましたが、好きという感情無くして結婚ってできないと思います。
でも好きという感情は実は行動により芽生えさせることもできるんです。
その行動とは『お相手に何度か会う』ということです。
好きとまではいかなくても、嫌いでなければ何度か会ってみる。
学校や職場で、それまで気になっていなかった異性のことを、ある日を境に好きになるのはこれと同じです。
恋愛とは関係ない状況で何度も会っているうちに、恋愛感情が湧くというやつです。
相談所での婚活でも是非、恋愛感情を芽生えさせていただき、お相手のことを好きになって結婚してほしいと思います。
お二人に好きという感情が芽生えるよう、私たちは会員さんの気付かないところであれやこれやおせっかいをしています (笑)
繰り返しになりますが、今日一番伝えたいことは
3回目までのデートは『とにかく楽しいデート』これ一択!!!
それ以外、何もしなくていい!!!
です。
難しいことは考えずにまずは楽しいデートになるようプランを立て、実際にデートを楽しんで頂けたら思います(^^♪
でも『デートしていて苦痛なお相手』、『全然楽しくないお相手』とはすぐに交際を終了して頂いて大丈夫です。
『すごく楽しい』、『ビビッと来た』とまではいかないけど、『一緒にいて自然体で居られる』、『気を遣わなくて良い』といった感じなら、あと何回か会ってみましょう。
案外こういう方が運命の人という可能性も高いです。
あなたの婚活、応援しています!
結婚相談所で結婚したカウンセラー夫婦による神奈川県横浜市の相談所です。
私たちもあらゆる婚活を経験してきました。それぞれの会員様に合わせたオーダーメイドのサポートをいたしますので、無理なく婚活を始めていただけます。
1年後の幸せなご結婚を目指し、私たちと一緒に頑張っていきましょう!