Vol.354 結婚相談所での【プロポーズ】と【親御様ご挨拶】、どちらが先?
- こんにちは!
20代・30代を中心とした横浜の結婚相談所『プロスペクティブスタート』の佐藤大輔です。
私は婚活歴10年、結婚相談所で結婚した婚活カウンセラーです。
今日は「Vol.354 結婚相談所での【プロポーズ】と【親御様ご挨拶】、どちらが先?」といったテーマでお話ししたいと思います。
プロスペクティブスタートは2021年の上半期、多くのご成婚者様が誕生し、IBJ日本結婚相談所連盟で全国TOP10に選出されましたが、下半期もこれから年末に掛けて多くのご成婚者様が誕生しそうな予感がしています♪
現在活動中の会員さんの実に3割程度の方が、年内にプロポーズ予定、またはプロポーズをお受けできそうな状況です。
そこで今日は結婚相談所でプロポーズする、プロポーズをお受けするにあたり、
『プロポーズと親御様へのご挨拶、どちらが先?』
といったお話を、以下の順で説明していきたいと思います。
◆スタンダードな順序は【プロポーズ】が先
◆【女性の親御様】へ先に挨拶に行くパターン
◆【男性の親御様】へ先に挨拶に行くパターン
今日のブログはかなり盛りだくさんの内容ですが、最後までお付き合いください!
スタンダードな順序は【プロポーズ】が先
まずはスタンダードな順序ですが、見出しの通りプロポーズがご挨拶よりも先だと思います。
理由は、IBJ日本結婚相談所連盟に加盟している結婚相談所で活動されている方は全員20歳以上の大人の男女であって、結婚は当人同士の意思で決められるからです。
これからご説明しますが、諸々の事情で親御様へのご挨拶が先となると、当然そこには親御様の意見も大なり小なり反映されてきて、2人で結婚を決めるよりも、ハードルが高くなります。
親御様がご自身の息子、娘を信頼して
『息子(娘)の結婚は、息子自身(娘自身)が決めるもの』
といスタンスで居てくれると、とってもスムーズに進みます。
通常はプロポーズが済んだら男性が女性の親御様へご挨拶に行き、
『○○さんとの結婚をお許しください』
とお伝えして了承をいただき、その後、女性が男性の親御様へ挨拶に行きます。
【女性の親御様】へ先に挨拶に行くパターン
次は女性の親御様へ挨拶に行くパターンですが、誰が希望してそうなるかによって対応の仕方や注意点が異なりますので、順に説明します。
①女性自身がプロポーズ前の彼に、自分の両親へ挨拶してもらうことを希望
まずは女性自身が男性に対し、プロポーズ前に自分の親への挨拶を先にしてもらうことを希望するパターンです。
これを読んでいるあなたが女性の場合は、私はある程度仕方ないかなと思います。
プロポーズをお受けする前に、お父さん、お母さんに彼を見てもらって意見を聞きたいという気持ちもわかります。
多くの男性はあなたと結婚するために、『先に親へ挨拶をしてほしい』というあなたの意見を快く受け入れてくれるでしょう。
ただ、見方を少し変えると
『自分の意思だけでは僕との結婚は決められなくて、お義父さん、お義母さんのお墨付きがないとダメなのか』
という少し寂しい思いをさせているかもしれません。
また場合によっては、
『お義父さん、お義母さんに意見を聞かないと、僕との結婚は決められない?』
と言われるリスク、それによる関係悪化も考えられます。
ですのでこれからの彼との関係性を第一に考えると、可能であればあなた意思でプロポーズをお受けし、その後ご両親にしっかりと説明し、彼に挨拶に来てもらう流れが一番良いでしょう。
次はあなたが男性の場合です。
女性から
『自分の親への挨拶を先にしてほしい』
と言われたら、しっかりと女性の気持ちに寄り添うことです。
彼女はまだあなたとの結婚に不安があります。
その不安を払拭するためにも、彼女が望むことにはしっかりと寄り添い、彼女の親御様に
『結婚を前提とした交際をさせて頂いていること』
『彼女のことを大切にする気持ちがあること』
などをしっかりと説明し、彼女の親御様からも結婚を認めてもらうよう、丁寧に対応してください。
②女性の親御様がプロポーズ前に、男性に挨拶に来てもらうことを希望
まずあなたが女性の場合ですが、自分の両親が
『プロポーズ前に彼に挨拶に来てもらいなさい』
と言っているパターンです。
お父さん、お母さんの気持ちもよくわかります。
あなたは今まで大事に育ててきた大切な娘です。
『どこの馬の骨ともわからない男にプロポーズはさせん!』
お父さんならそう感じるでしょう。
ただ、これはどう思いますか?
あなたはプロポーズを受ける意思が固まっている場合、
『何のためにプロポーズ前に彼に挨拶をさせるの?』
『お父さん、お母さんが彼のことを気に入らなかったら、反対するの?』
と感じるかもしれません。
また彼にプロポーズの前の自分の親への挨拶をお願いした場合、彼は少し不安になるかもしれませんし、場合によっては
『親が希望しているというのは建前で、もしかしたら彼女自身が希望しているのではないか?』
と考えるかもしれません。
またあなたのご両親がプロポーズ前に彼に挨拶に来させることは、プロポーズに『待った』を掛けることでもあります。
『待った』を掛けられる彼も、立派な大人の男性。
プロポーズしたいのに、彼女の親のストップによりプロポーズができない状況です。
可能であればご両親に彼のことをしっかりと説明してプロポーズ後のご挨拶という流れに持っていけると良いと思います。
次はあなたが男性の場合です。
こちらは将来のお義父さん、お義母さんからのお願いです。
親は娘がいくつであっても
『どんな結婚相手を連れてくるのか?』
ということが心配だと思います。
大切な彼女の大切な親御様の不安に寄り添い、しっかりと対応していただけたらと思います。
③男性自身がプロポーズ前に、女性の親御様への挨拶を希望
まずあなたが男性の場合です。
彼女にプロポーズする前に彼女のご両親を見ておきたい、見ないと決めらないのであれば、正直今後も不安です。
何が不安かというと、彼女にはどうにもならない外部環境を理由に彼女と結婚するか否かを決めるということは、無事に結婚できたとしても、今後も環境の変化により彼女への気持ちが揺らぎ、離婚になる可能性があるからです。
彼女の親御様がどんな方であっても『彼女と結婚する!』、『彼女を幸せにする!』という強い思いがなければ、結婚生活が上手く行く訳がありませんし、そもそも親御様へ先に挨拶をしたいと彼女に伝えた時点で、幻滅されてフラれる可能性もあります。
だいぶ厳しい言い方をしましたが、あなたが彼女の親御様へ先に挨拶しないと決められないのであれば、まだそこまで彼女のことが『好きではない』ということでもあります。
彼女の親御様に会わなくても彼女にプロポーズできるようになってからプロポーズしましょう。
ですのでプロポーズ前のご挨拶はおすすめしません。
次にあなたが女性の場合です。
この場合は、ちょっと微妙ですよね。
彼が自分の親に会いたいと言っている。
つまり自分の親を見ないと、自分との結婚は決められないということ。
それでもあなたがどうしても彼と結婚したいのであれば、彼の意見を聞くしかありません。
ただ、この場合は、あなたのご両親がどう感じるかも考えてください。
『彼は娘にプロポーズをしていないのに、何の挨拶に来るんだ?』
『娘にしっかりとプロポーズして、自分の気持ちをしっかりと固めてから来てほしい』
と思う可能性があります。
また『自分の意思でプロポーズもできない男』というレッテルを貼り、彼に対する評価を下げてしまう可能性もあります。
あなたとしては彼とご両親の間で板挟みの状態になるかもしれませんので、1つの方法としては正式な挨拶ではなくて少しカジュアルな雰囲気で会えるような場をセッティングすることで、『プロポーズ前のご挨拶感』を緩和することです。
通常の挨拶は家に来るものですが、外で会うとか、何かの用事のついでに会うようにするなどして、挨拶感を薄めていただけたらと思います。
言い換えると挨拶以外の方法で、彼とご両親が会える口実、名目を作るということです。
【男性の親御様】へ先に挨拶に行くパターン
次は男性の親御様へ挨拶に行くパターンですが、こちらも誰が希望してそうなるかによって対応の仕方や注意点が異なりますので、順に説明します。
④男性自身がプロポーズ前の彼女に、自分の両親へ挨拶してもらうことを希望
まずは男性自身が女性に対し、プロポーズ前に自分の親への挨拶を希望するパターンです。
あなたが男性の場合は、これは絶対にやめてほしいです。
『自分の親に彼女を見てもらわないとプロポーズができない』なんて、正直男らしくないです。
自分の意思でプロポーズして、仮にプロポーズ後にご両親に反対されたとしても、彼女の良さをしっかりと説明し、彼女を守ってあげてください。
それが結婚後の二人の絆の強さに繋がります。
あなたが女性の場合は、彼が希望するならご挨拶に行っても良いと思います。
もしかすると彼にはマザコン気質があったりするかもしれませんが、それを確かめるためと考えるのであれば、むしろ好都合です。
私としては少し頼りない男性と思いますが、女性のあなたが気にならないなら彼の希望通りに挨拶に行き、彼のお義父さん、お義母さんに気に入って貰えるように頑張りましょう。
またこのケースの場合、彼はもしかすると良かれと思って、プロポーズ前に挨拶する機会を設けてくれている可能性もあります。
つまり、
『彼女もプロポーズを受ける前に僕の親(特に彼女の姑となる母親)を見ておいた方が安心だろう』
という心遣いです。
最悪、あなたが彼のご両親と全くウマが合わない場合は、引き返すこともできます。
そのような選択肢を残してくれているという可能性もあります。
⑤男性の親御様がプロポーズ前に、女性に挨拶に来てもらうことを希望
次は男性の親御様がプロポーズ前のご挨拶を希望するケースですが、まずはあなたが男性の場合です。
つまり、自分の親が
『お前がプロポーズする前に、彼女に挨拶に来てもらいなさい』
というケースです。
私からのアドバイスは『全力で阻止しましょう』ということです。
お父さん、お母さんの気持ちも良く分かります。
『大切に育ててきた息子を、よくわからない女と結婚させる訳にはいかない!』
『お嫁さんは息子と釣り合う素敵な女性でないと』
でも待ってください。
プロポーズを受ける前に自分の親に呼び出しをされる彼女の気持ちを考えてください。
おそらく不安でいっぱいでしょう。
彼女にそのような思いをさせずに、ご両親には、
『僕が選んだ女性だから安心してほしい』
と伝え、まずはプロポーズして、彼女の親御様へ挨拶に行き、その後彼女をご両親にご紹介するという流れにしていただけたらと思います。
次はあなたが女性の場合ですが、彼の親御様があなたに先に挨拶に来てほしいとうことであれば、ここはしっかりとご挨拶に伺いましょう。
将来のお義父さん、お義母さんからのお願いです。
お義父さん、お義母さんもあなたがどんな女性なのか、不安なのです。
また彼も無理を言うご両親への対応に苦心しているかもしれません。
あなたが先に挨拶に行くことで上手く収まるのであれば、それに越したことはありません。
⑥女性自身がプロポーズ前に、男性の親御様への挨拶を希望
次は女性自身が、プロポーズ前に男性の親御様へのご挨拶を希望するケースですが、まずはあなたが女性の場合です。
あなたの最大の関心ごとは
『彼のお義母さん(姑さん)がどんな人か確認しておきたい』
ということかもしれません。
結婚生活において、確かに姑さんとの関係は大切でしょう。
どうしても気になるのであれば、彼に先に挨拶をさせてもらえないか、お願いしてみましょう。
ただこの場合、彼には
『自分の両親との相性次第では、プロポーズを受けてくれないのか?』
という不安を抱かせてしまうかもしれません。
あなたが彼との関係性を第一に考え、彼のご両親と多少ウマが合わなくてもちゃんとやっていこうと思えるのであれば、プロポーズを受けてから挨拶に行くという流れが良いと思います。
最後にあなたが男性の場合、つまり彼女から、
『プロポーズの前にあなたのご両親に挨拶をしたい』
と言われたケースです。
これは彼女の希望を叶えてあげましょう。
彼女はもちろんあなたのことが好きです。
でもそれと同じくらい、あなたのご両親と上手くやっていけるか、そのことが気になっています。
ここはご両親にも彼女に優しく穏やかに接してくれるようしっかりと根回しをして、彼女の不安を和らげてください。
そうすれば、彼女もあなたからプロポーズを受ける心の準備が整うでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
プロポーズと親御様へのご挨拶、どちらが先か?といったシンプルなテーマでしたが、
『誰がそれを希望しているのか?』
『男性目線/女性目線』
といった視点で見ていくと実に様々なパターンがあることが分かったと思います。
最初にもお伝えした通り、スタンダードな順序は
プロポーズ
⇒男性が女性の親御様へご挨拶
⇒女性が男性の親御様へご挨拶
といった流れではあるもの、お相手の親御様のご希望も確認しながら、お相手としっかりと話し合って決めていけると良いと思います。
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