Vol.310 急がば回れ。お相手女性の不安に寄り添い、交際を持ち直した30代男性会員さん
はじめまして!
20代・30代を中心とした結婚相談所『プロスペクティブスタート』の佐藤です。
私は婚活歴10年、結婚相談所で結婚した婚活カウンセラーです(^^♪
今日は「Vol.309 急がば回れ。お相手女性の不安に寄り添い、交際を持ち直した30代男性会員さん」といったテーマでお話ししたいと思います。
今日ご紹介するのは、昨年9月よりプロスペクティブスタートで活動中の30代男性会員Kさんの交際についてです。
Kさんは仕事柄、年に数回、海外への長期出張があります。
長期出張とはどれくらいかというと、1回の出張が2~3ヶ月。
長期出張の間は、日本に戻って来ることはできません。
ということは、対面でのお見合いやデートは、2~3ヶ月間できないことになります。
プロスペクティブスタートにご入会後も直ぐに長期出張となり、帰国したが今年の1月。
こういった制限があることを理解した上で、婚活をスタートされました。
彼は昨年10月からの1回目の長期出張に入る前、既に交際中のお相手女性Tさんがいました。
その時彼とは、長期出張に入る前に真剣交際の申し出をするかどうかについて話し合いをしました。
この話し合いをしている段階での仮交際の進捗状況は初回デートを終えただけ。
お見合いと合わせてもTさんとお会いしたのは2回だけです。
しかし、仮交際の状態で長期出張に入ってしまったら、対面でのデートもできず、関係が構築できるのだろうかという不安がKさんにはありました。
そのことから、彼とのやり取りで、こんなメッセージがありました。
『2回目デート当日、今よりも打ち解けることが出来たら、真剣交際も視野に入れてお話したいと考えています。当日次第ではありますが、出張中はコミュニケーションが取り辛くなりそうなので不安です』
それに対して、私からは、
『真剣交際については、少し早い気もしますが、まずは私から先方カウンセラーに、Tさんのお気持ちを確認することは可能です。ただ、現時点だと、Tさんから「もう少し交際を重ねてから考えさせてください」といった返事が返ってくる可能性の方が高いと言えます』
とお返事しました。
しかし、Tさんの相談所にTさんのお気持ちを伺ったところ、思った以上に良いお返事がありました。
カウンセラーさん曰く、
『Tからも真剣交際に関してとても前向きな気持ちの報告が入っており、また是非お会いしたいという感触のようです。次回が2回目ということもあり、仰る通りもう少しお時間を頂きたいというお返事になってしまう可能性もございます。しかしそのように真剣に考えて下さっているお気持ちはきっと嬉しく感じると思うので、上手くいく可能性も十分あるのではと思っております』
とのことでした。
このようなやり取りもあり、KさんはTさんに2回目デートの最後、真剣交際の申し出をしました。
その日はお返事は求めず、少し待つことにしたのですが、実はその後も明確なお返事はいただけず、仮交際状態が続いたまま、今年の1月に帰国しました。
帰国後、何度か対面でのデートの約束をしようとしたのですが、コロナ禍、緊急事態宣言中ということもあり、デートはできないまま時間が過ぎていき、交際終了となりました。
仮交際であったとはいえ、長く続いた交際だったので、彼はだいぶ落ち込んだ様子でしたが、お見合いを再開しました。
活動再開後は、数名の方とお見合いやデートができ、順調に交際も進んでいきました。
しかし、またこの時がやってきました。
そう、海外長期出張です。
彼はまた5月からの3ヶ月の長期出張が決まり、そのことは仮交際中の女性Aさんにも話していました。
Kさんとしては、前回の長期出張の前にお相手女性Tさんと真剣交際に進めないまま長期出張に入ってしまい、結局十分な関係が構築できず、交際が終了してしまった苦い経験があります。
今回は、出張前に3回のデートができており、出張直前にもデートが決まりました。
3回目のデートでは、価値観のすり合わせや結婚後の働き方などについての話し合いができ、Kさんとしては『様々な価値観が近くて話しやすい』と感じたようでした。
私もKさんから話を伺っていると、前回のお相手女性Tさんの時と比べて、デートの回数も重ねていましたし、出張前の最後のデートが4回目のデートなので、真剣交際の申し出をするとしても、決して早くはないと思いましたので、Kさんと相談の上、お相手女性Aさんの相談所カウンセラーさんに、
『KさんはAさんと真剣交際に進みたいと考えている旨』
をお伝えした上で、
『Aさんのお気持ち』
を伺いました。
しかし結果は、Aさんは彼との交際についてまだ不安を感じているようでした。
理由は長期出張中の家事や、子供ができた場合の子育てなどについて。
そのことをKさんに伝えた上でKさんの話を伺ってみると、Aさんの不安を取り除くような説明まではできていないことがわかりました。
しかし、次回4日目デートを終えたら3ヶ月の長期出張に入ってしまい、次にAさんに真剣交際の申し出を直接する機会は、早くても8月になってしまいます。
『それでは、今回の交際もダメになってしまうかもしれない』
Kさんにはそんな焦りもあり、Aさんは彼との交際に不安は感じているものの、ダメ元で、4回目デートで真剣交際の申し出をしても良いか、私に相談をしてきました。
私は彼の気持ちも痛いほどわかったのですが、今の段階で強引に進めてもAさんの気持ちは離れるばかりで上手く行く可能性は極めて低く、おそらくその申し出がきっかけで仮交際が終了することになるだろうと感じました。
ですので、彼には真剣交際の申し出は我慢していただき、出張前最後のデートになる4回目デートでは、Aさんの不安に寄り添い、その不安を取り除くことや、自分がAさんのためにできることなどを話題の中心にして話し合うよう提案しました。
そして4回目デートでは、KさんがAさんの気持ちに寄り添った対応をしたところ、Aさんからもいくつかの不安を打ち明けてくれたようでした。
結果、二人でこれから話し合いながら考えていくことで落ち着き、今後の交際の可能性を残すことができました。
二人はまだ現在進行中で交際中であり、今後の行方はまだわかりませんが、私も二人の気持ちに寄り添って、サポートを続けていきたいと思います。
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