Vol.425 結婚観のすり合わせ、どこまでやるの?
- こんにちは!
20代・30代を中心とした横浜の結婚相談所『プロスペクティブスタート』の佐藤香織です♪
ママカウンセラーとして日々会員さんのサポートに励んでいます!
今日は「Vol.425 結婚観のすり合わせ、どこまでやるの?」といったテーマで書こうと思います♪
結婚相談所での活動の流れをサックリご説明します。
まずお見合いから始まり、仮交際、真剣交際、プロポーズ、ご成婚退会という流れになります。
こんがりサクサクな説明ですね。
ちなみに真剣交際からご成婚退会の間に、カップルによっては両家へのご挨拶を済ませる場合もあるのでご参考までに。
タイトルにある結婚観のすり合わせですが、暴走気味な方はお見合いで聞きたいこと聞いてしまう結果、どうなるかと言うと。
『初対面で聞くことではないと思うのでお断りでお願いします』
あっけなく振られてしまうのです。
では、いつぐらいからすり合わせ始めるかはカップルによって違いますが、大体仮交際終盤から真剣交際にかけてですね。
どうしてカップルによって違うのか。
それは結婚観のすり合わせをある程度しないと、真剣交際に進めないという価値観の方々がいるからです。
一方で、結婚に関する具体的な話は真剣交際に入ってからじゃないと、腰を据えて話せないといった価値観の方々もいます。
いつどのタイミングで深い話をしたいかは十人十色なのです。
つまり正解はないので、お互い話し合いたいタイミングさえ合っていれば問題ありません。
結婚を決める前に大まかな価値観は知っておきたいでしょう。
結婚したら仕事は続けるか?
どの辺りに住みたいか?
子どもは授かれたら嬉しいか?
家計の管理はどんな風にしたいか?
共働きの場合、平日の家事はどうするか?
まぁ、ザっとこんな感じでしょうか。
結婚生活を大きく占める部分の価値観や、お互いの考え方について話してみて
『え、ちょっと自分と全然違うんだけど...』
『受け入れられない...ムリだ!』
といった感じでなければ、結婚に向けて話を前へ進めても良いのでは?と思うのです。
ただ、どうしてもこのすり合わせの段階で、すり合わせまくりたくなる方々も一定数存在されるのです。
あなた方はニンニクとショウガになられるおつもりか?
それとも、わさびか山芋か?
すりおろして、すりおろして香味豊かに、時には臭みも消して...と力を発揮できるのなら良いのだけれど。
インターネットでちょっと調べるだけで、やれ結婚観のすり合わせシートがダウンロード出来たりします。
シートなんてアナログって方向けに、すり合わせ用のアプリさえも登場しているではないか(゚Д゚)
何十項目も詳細な生活スタイルや性格、考え方についてお互いチェックをして、答えを合わせていくのです。
何だか、正直言って
『そこまでやる必要はあるのか?』
と感じてしまいます。
もう何かチェック項目を読むだけで疲れちゃいそうです。
お皿を洗う頻度とか、洗濯を週に何回回すかとかさ、結婚する前に確認してどうするんだろね。
既婚者の視点からすると、これら日常生活の細かいすり合わせを、まだ同居も始める前のお二人がせっせと行うのはほぼ無意味に近いのではないかと思います。
だっていくらチェックしたって、所詮その時点での考えに過ぎないのであります。
例えばA子さんは夫婦の理想の働き方という項目に、
『共働き』
とチェックしたとする。
実際A子さんは結婚しても仕事を続けるつもりだったのでしょう。
そして、共働き生活が続いていく中での妊娠、出産。
可愛い我が子を抱っこしながら
『こんな可愛い子を保育園に預けてまで働きたくない!』
と育児休職からは復帰せず専業主婦へ。
よくある話です。
独身の頃は自分軸で生活しており、自分の価値観や生活スタイルが日常生活においてコロコロ変わるなんてことは滅多にないでしょう。
しかし、結婚後はどうでしょうか。
一つ屋根の下で共に暮らすパートナーがおり、子どもが生まれてからは育児中心の生活が
待っています。
結婚前に色々すり合わせたとして、チェック通りに進められているかを振り返るご夫婦なんて存在するのかね?
恐らくいないのではないでしょうか。
いざ一緒に暮らしてみて、何にもないなんてことは絶対ないのです。
どんな夫婦にも色々あるって!!
だって赤の他人が一緒に生活を始めるのです。
靴下の脱ぎ方が雑とか、服の畳み方が違うとか、ゲップ多すぎない?とかさ。
結婚前はなるべく手料理で旦那さんを胃袋をつかまえる♡
なんて思って、平日の食事という項目について
『手作り料理』
にチェックしててもさ、総菜に頼る日だってあると思いますよ。
いや、絶対あるって。
家事の分担だって
『平等に行いたい』
にチェックしてても、旦那さんが仕事が忙しくてヘトヘトだったら、余裕のある奥さんが家事を担って支えるでしょう。
それが反対になる時もあるだろうし。
常に夫婦の状況や環境は変わるものなのです。
一番大切なことは、結婚前にどれだけ多くの項目をすり合わせるかではないのだ。
人生良い時も悪い時もあるのです。
夫婦にとって想定外のことが起きて、二人で決断しないといけないって時にお互いの考えを話し合って、より良い方向に物事を前に進めていけるかどうか。
それはまさに相手を信じて支えるという、信頼関係のなせる技なのさ。
かと言って結婚した新婚夫婦に一朝一夕で与えられるスペシャルなスキルではないのです。
1日1日を積み重ねて試行錯誤をしながら、何が夫婦にとってベストなのか。
一つ一つの事柄を選択し決断していく。
その繰り返しが結婚生活です。
『結婚はギャンブル』
といった言葉があります。
多くの場合がネガティブなイメージで語られるけれど、私はある意味妙に的を得ている言葉だと思います。
結婚してみて初めて分かることなど、山ほど!!!
あります。
例えば私たち夫婦の場合、結婚して4年後に主人が脱サラして結婚相談所を立ち上げました。
私の記憶が確かならば、結婚相談所で都内のサラリーマンと結婚したはず。
私独立するなんて聞いてませんでしたよ、全く。
それもそのはず。
主人ですら、私と結婚した時はまさか自分がサラリーマンを辞めて、結婚相談所を立ち上げるなんて夢にも思っていなかったのですから。
それにさ、仮にすり合わせシートにサラリーマンを一生続けるというチェック項目があって、チェックしたとしても普通に辞めてたと思います。
おまけに私まで仲人やってるー♪
ね、人生いつ何が起きるか分からないのです。
子どもがいるかいないかでも、夫婦の生活スタイルは全く違うものになるでしょう。
だーかーらーっ!!
すり合わせもほどほどに。
『これだけは絶対譲れない』
『ここだけは確認しておきたい』
といったポイントを3個~5個くらいにまとめて、それだけクリアになればあとは2人で相談してやっていこう。
こう思えるお相手とのご縁を見つけられると良いですね。
これだけ言っても、人によっては
『どうしてもこのシートを使って、アプリを使って確認したいんです!!』
というケースもあると思います。
そんな時は、お相手も快くその作業に付き合ってくれることが大前提です。
お相手が
『そこまでしなくても...』
と思っているなか、すり合わせを強行した場合
『結婚しても、いちいち細かく言われるのかな...』
と想像されて、最悪交際終了になります。
それと、これは私のお得意の肌感覚ですけどね。
すり合わせシート、もしくは重箱の隅を楊枝でほじくるレベルですり合わせようとする方に限って、結婚そのものに対しての覚悟が決まっていないのです。
これ多分合ってます!!
お相手うんぬんかんぬんやんぬんではない。
結婚することが怖いのである!!
だから無駄に色々確認して、結婚への覚悟が固められるかの時間稼ぎをしているのではなかろうか。
『あれはどう?これはどう?』
と散々確認した挙句、結婚への覚悟が決まらず結局、交際終了。
たまに見かけるケースです。
あれだけ細かくチェックしてた時間は、お互いにとって実に無用な時間でしたね。
ポクポクポク、チーン・・・
なんて言ったら怒られるから、言わないけどさ。
ちょっぴりたっぷりそう思ってしまいます。
ご成婚を叶えるために必要なことはすり合わせシートの記入ではない。
『結婚して色んなことがあると思うけど、それでもあなたの隣りで新しい人生を一緒に生きていきたい』
このような強い思いと、自分とお相手の人生に責任を取るという覚悟なのです。
逆に言うとこの気持ちさえあれば、結婚できる!
すり合わせばかりしようとしてしまう自分がいる時は、結婚するということ自体に臆していないかを自分に問いかけてみましょう。
もし心当たりがあると感じるのであれば、その不安の根っこにあるものは何なのかを考えてみてください。
原因を突き詰めて、クリアにならない限りはお相手が誰であっても、また同じところでつまずく可能性がとても高いです。
ということで結婚観のすり合わせはほどほどにしておきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
では、また次回のブログ、頑張ります(^^♪
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